カウンセリング

 Q&A
 

Q. カウンセリングがいいのか、病院に行ったほうがいいのか、自分で解決すべきなのか、よくわからないのですが?
A. 自分の状態がいつもと違うと感じたら、自分で解決せず積極的に専門のサービスを活用することをおすすめします。目安として、身体的な不調や睡眠・食欲の変動などが1ヶ月以上続いている場合、病院を受診してみてください。投薬によって症状が軽減し精神的にも安定が望めます。
しかし根本的な原因が改善されない場合、症状はぶり返したり別の不調として現れたりします。そうした場合はカウンセリングが有効です

 当オフィスでは医療機関と連携してカウンセリングをすすめることも可能です。また、具体的な症状がなくても、「ストレスマネージメント」「自己理解」などのメンタルケアについてもお手伝いをいたします。まずはカウンセラーにご相談ください。

Q. 精神科や心療内科の診察とカウンセリングって、どう違うんですか?
A. 医師は病気の治療の専門家で、カウンセラー(臨床心理士)は心理学・心の専門家だというアプローチの違いです。

 医師は患者さんの悩みや症状をお聞きし、医学・薬学的に症状の軽減を目指します。メンタルヘルスのアドバイスもしてくれますが 「ひとりひとりの個性」「人間関係」「年代ごとに抱えるストレスや困難」といった個別性の高い精神面への考慮はされないことも多く、医師によって個人差が大きいようです。

 カウンセラー(臨床心理士)は、診断や、薬の処方はしません。個人の体験や人間関係、個性や年代毎に訪れる生き方のテーマなどを軸に、悩みや症状が現れる背景を視野にいれながら対話を重ねます。その中で来談者本人も気づかないままに眠っている力や資源を引き出し、不安や症状を軽減させます。それは成長・成熟の節目として自分で改善していくことにもなります。

Q. カウンセラーの資格とは、臨床心理士の資格とは?
A. カウンセラーを名乗ることに資格は必要ありませんので開業は自由にできます。

 一般的には認定資格を取った方がカウンセラーとして活動されています。認定資格を出す学会や協会には様々のものがあり、その取得条件は様々です。

 国家資格としては公認心理師が認められました。隣接する資格としては精神保健福祉土があります。

 「臨床心理士」は「財団法人 日本臨床心理士資格認定協会」の認定資格です。資格試験を受けるには「指定大学院を修了」や「医師で心理臨床経験2年以上」などの条件が必要です。生涯資格ではなく5年ごとに更新が義務づけられています。研修や論文発表を継続的に行っていないと資格更新できません。

Q. 臨床心理士と公認心理師の違い?
A. 「臨床心理士」は「財団法人 日本臨床心理士資格認定協会」の認定資格、「公認心理師」は国家資格です。

 「心理査定や、面接での査定」(アセスメント)を行うことや、「臨床心理学的な面接による援助」(カウンセリング)についてはどちらも同じように行ないます。また、「公認心理師」の行うとされている「関係者への面接」や「心の健康に関する教育・情報提供活動」なども「臨床心理士」が行う内容とほぼ同じです。

 違いは、「臨床心理士」には5年ごとの資格更新があり、そのため学会や研修会への参加、研究論文の公刊などを日々行うことが義務づけられています。「公認心理師」は、それらの日々の研修や研究を必要としない生涯資格です。

 この違いから考えられることは、資格を取った後の、実践のスキルアップや知識のアップデートに質的な違いが生じるかもしれないことです。

 また、医師との関係について、「公認心理師」は医師の「指示」を受けて行いますが、「臨床心理士」は医師と「連携」や「協力」を行う、となっており、独立性が考慮されています。

Q. そもそも「カウンセリング」とは何ですか?
A. 一般に、「カウンセリング」という言葉は、「相手の話をていねいに聴き、解決策の提示や助言をすること」と理解されているのではないでしょうか。しかし、直接的な解決策を提示したり、助言をすることは、「ガイダンス=案内」「コンサルテーション=相談」であって、本来「カウンセリング」が意味する内容とは違っています。

 「カウンセリング」とは来談者が自らに対する新しい理解や洞察を得るのを援助し、根本的な問題解決を主体的にできる力を引き出すことを目的とします。個人のパーソナリティとテーマをベースに、オーダーメイドで計画・実施していく共同作業なのです。

 しかし、来談者の抱える問題の性質や環境・状態によっては、より良い解決に導くため「ガイダンス」「コンサルテーション」「薬物療法」を組み合わせる場合もあります。